強面彼氏
実は・・・・・・

と全部話すと相沢君は私の顔を見てあきれていた。


「お前さあ何見て前の彼氏がお前じゃなくて秘書がいいって思ったの?」

そんな気になる女がいるんならはじめっから中川を会社に連れて行かねえだろ?

それ全部お前が悪いと言い切った相沢君

「でも、でもさあ頭撫でて笑ってたんだよ」普段笑わないのに・・・・

というと、相手の気持ちまでわかんないけどその秘書はたぶんお前の彼氏が好きなんだと思う。

でも彼氏はお前が好きだから連れて行ったんだよ。

自分がどんなふうに仕事をしているのか?とかどんな場所なのか?見てほしかったんじゃないの?

なかなか彼氏の職場なんていくことないだろうし・・・・そんな優しい彼氏にそんなひどい仕打ちをして

お前鬼だなという・・・・

また泣きそうになると相沢君は少し困った顔を下が…お前本当にその人から離れる気なのか?

だったら・・・・と話してると私たちの前に人影が・・・・・

すごい形相をした仁君が立っていた。

私の腕をつかみ「帰るぞ!!」といい勝手に鞄を持って机の上にはお札が置いてあった。

私の腕を痛いといっても話してくれず・・・・ビルの地下に止めている車に投げ込まれた。

無理やりシートベルトをさせてすごいスピードでどこかに行こうとしている・

「どこに行くの?」とも聞けるような空気ではなくて・・・・

黙って下を向いていた。
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