強面彼氏
美奈、業者の手配はもう済んでる・・・・土曜の朝8時に来るから

俺も泊りに行って手伝うから明日から荷物整理しとけよといいお風呂場に行く豪君

「おい―そんな話いつしたんだよ」・・・・

聞いてないよ・・・・

仕方ないよねあの豪君の事だ何もかも完璧にことを進める人だ・・・・

「私の気持ちなんて関係ないんだよね」とボソッと言うと

いつの間にか戻ってきた豪君んに「美奈の気持ちはよくわかる」と後ろから抱きしめられびくっとした。

本当にごめんでもどうしても一緒に暮らしたい。

もう美奈のいない生活なんて考えられない・・・・

だから俺のものになってと少しかすれたような泣きそうな声

豪君のこんな姿見たことなくて・・・・

「うん、わかった」とうなずくと

豪君が嬉しそうに笑った。

あと、これにもサインしてと紙を渡され見てみると自分以外の欄は全部埋まっていた。

しかもいつの間にか印鑑まで押してるし・・・・

保証人も父さん、お兄ちゃんのサインが・・・・

「えっ」これはまだ早くないのではないでしょうか?

と豪君に言うと・・・・

また悲しそうな声で、美奈は俺の気持ちをもて遊んでるだけなんだな・・・・

といい婚姻届を破った。

豪君…と声を掛けるが豪君は寝室へ行ってしまった。

どうしよう・・・・

私はよしっ!!と決意を決めて豪君を呼んだ。

「豪君婚姻届書かせてほしい」と大きな声で・・・・

バタンというドアが開いた音がして豪君が笑いながら1枚の紙を持ってきた。

「書いてくれるの?」と聞く豪君に

「書かせてください」とお願いをした。

豪君は、ペンを用意してくれて自分の署名するところにサインをして豪君に渡した。

豪君に渡すときに気付いたことが・・・・あれ?なんで私の書くところだけ開いてたの?

今さっき破ったよね・・・・

と考えていると美奈ありがとうと言ってほっぺにキスをしてくれた。

ごはん食べちゃいな。

お風呂も沸いてるからといい豪君はその紙を寝室へ持っていった。

考えようとしたけどこれ以上考えるとま自分の首を絞めるようなことになりそうなので考えるのをやめた。

それからすぐに豪君は戻ってきてテーブルに座りコーヒーを美味しそうに飲んでいた。

私も、美味しい朝ごはんを全部食べ終わり食器を持っていこうと立とうとしたが

まだ足に力が入らず・・・・

ふらふらしていると

豪君がニコニコしながら美奈はお風呂に入っておいで

今日は俺が片づけるから・・・・といい

あと着替えはこの前家に泊まりに行ったとき

うちに泊まるときの洋服を一式用意してくださいと頼んでおいた

「だから着替えは心配するな」という豪君

私をお風呂場まで運んでくれて着替える場所にその一式セットとやらはあった。

このバッグ・・・、見たことある

「脱げる?」手伝おうか?という豪君を丁寧にお断りし仕方がないのでお風呂に入ることにした。


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