強面彼氏
朝目が覚めると豪君はいなくて・・・・なぜか寂しくなり涙がこぼれた。

ちいさな声で「豪君」と泣いているとドアの向こうからどたどたと走る音が近づいてきた。

バンという音にびくっっとしてドアを見ると髪はまだ濡れたままバスローブを着た・・・

ただひっかけてるだけの豪君が私のそばに駆け寄った。

どうした?と言われ私は豪君に抱きつきギュッとバスローブを握るといきなりベッドに寝かされた。

驚いたら涙が止まったが豪君はすごく心配そうだ

「どうした?どこか痛いのか?」と頭やお腹をさすってくれる

優しくしてくれる豪君に申し訳なくて小さな声で「寂しかったの」というと・・・・

美奈もう一度言ってとお願いされた。

あのね豪君が横にいなかったから寂しかったの・・・・というと

豪君は今までに見たことのない笑顔で私を抱きしめた。

まだ髪がぬれてたので「冷たい」っていうと「ごめんごめん」と笑ってた。

ギュってしてくれると今まで寂しいって気持ちが薄れてきて豪君がそばにいるって感じがして

とても安心する。

私の耳元で豪君はこういった。

「俺の事こんなに必要としてくれるって思うとうれしい」と美奈愛してると言ってキスをしてくれる。

本当にここ数日間甘い日を過ごしている気がする。

そしてこんなに豪君といて嫌だなあって思ったりしないってことは本当に好きなんだなあ

でも・・・・豪君がいなくなったら・・・

絶対やだ・・・・だから私は一生豪君のそばにいるって気持ちが強くなった。

私の髪を撫でてくれてる豪君

顔を見るととても優しい顔

私もその顔を撫でる・・・・

今日も出かけたくないなあと言い出す豪君

私が笑うと「なんだよ」と少し膨れ面の顔になったが私が「同じこと思ってた」というと

豪君は笑って俺たち一緒の気持ちなんだなあとおでこをくっつけてくる

じゃあ美奈に選択させてやる
1、俺とベッドの上で1日仲良くしてるか?
2、買い物に行くか?

と聞かれ・・・うーん買い物行かないと困るから2番と答えると豪君は少し苦笑いして仕方ない出かけるかとベッドから起きて用意を始めた。
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