強面彼氏
私はそのまま晩ごはんの準備をした。

今日は、炊き込みご飯にお吸い物

あと豚肉の野菜巻きにした。

出来上がり豪君がいる書斎に行くと誰かと電話をしている。

ところどころしか聞こえてこないけど・・・

「お前・・・・のほうがいい」

「美奈・・・・・・ダメだ」

「別れる・・・・・・・」

最後の言葉が聞こえてきたときにわたしの心は一気に冷えた。

たぶん秘書の白鳥さんだ・・・・

やっぱり私の事なんか好きじゃなかったんだ。

私は数日分の荷物をつめて家を出た。

手紙には少し頭を冷やしてきますと書いて携帯も置いて行った。

心の家に行こうとしたが絶対にばれる・・・

私は一番頼ってはいけない人に頼ってしまった

どうしても豪君に会いたくなかったから・・・・

心には電話で豪君とけんかして心の事は知ってて来ると困るから別の友達の家に泊めてもらうといい電話を切った。

会社は3日間有給をもらうことにした。

私はタクシーでその人のマンション前まで行った。



< 56 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop