強面彼氏
朝玄関のチャイムの音が聞こえて目が覚めた。

何度も何度も鳴り響く

時間を見たら朝の4時・・・・・・

こんな時間にだれだろ?と部屋を出ると白鳥さんも起きたらしく

変ない人だと困るので少し様子を見ていると

チャイム音が聞こえドンドンドンと叩く音が・・・・

「おい、起きろ白鳥・・・早く開けろ」と今度は足でけりはじめた

ため息をつきながら私を見てごめんと謝る白鳥さん

美奈ちゃん安心したいでしょ?ちょっとテーブルの下に隠れててといい

私を隠れさせると

ドアを開けるとそこには髪がぼさぼさでスーツを着た豪君が立っていた。

「何の御用ですか?」と聞く白鳥さん

「お前、美奈隠してるだろ?」と言い出した。

白鳥さんはしれっとした顔でこういった。

奥様が何で私の所に来るんですか?

1度しかお会いしたことありませんけど

しかも朝の4時って非常識じゃないですか?・・・・

と豪君にいうと豪君はいつもよりひどい形相で白鳥さんを睨み付ける

俺、聞いたんだ、渉が電話であいつの嫁に美奈の事を話してるのを。。。と

それでも白鳥さんは顔色も変えずにこういった。

じゃあ中川さんに聞けばいいでしょ?と

「だから朝3時に行って聞いてきた」という豪君を呆れたような顔で見る白鳥さん

じゃあこの家の中見て回ってもいいですけど、朝の4時ですよ私の部屋に上がったと

奥様が聞いたらショックうけるでしょうねというと豪君は靴を脱ごうとしていたが

上がるのをやめた。

「美奈には誤解されたくない」とぼそっというと玄関を出て行こうとする

その豪君を引き留める白鳥さん。。。

「社長私、あなたの事が好きです。と抱きつくと豪君は白鳥さんを引き離しこういった。」

「俺は、美奈以外誰にも興味ない俺とお前は兄弟と一緒だだからすまん」というと

白鳥さんは笑い始めた。

豪君はビックリしたような顔をしていたが、白鳥さんがこういった。

「ねえ聞いた?美奈ちゃんやっぱり社長は美奈ちゃんが好きなのよ」って

豪君は驚いているような顔をしていたがテーブルの下に隠れてた私の手を引いて豪君の前に

差し出した。

社長、今後私に相談する電話は奥様の許可を得てからお願いします。

可愛い奥様は焼きもちを焼いてたみたいですよ。

美奈ちゃん荷物まとめておいで…気の短い社長がお待ちだからといい

社長コーヒーだけならお出しできますが上がりますか?…というと「ああ」と返事をする豪君

白鳥さんに促され帰りの準備をする私

コーヒーのいい匂いがしてくる・・
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