強面彼氏

家に着き部屋に入り朝ごはん準備するねと台所に行くと

まったく片付いてない食器があった。

私はそれを先にかたづけ洗い始める

後ろから視線が・・・・じっと見られてる

洗って食器を片づけると先に話しようと豪君が私の手を引っ張りソファに座らせてくれた。

私が座ると、美奈ごめんと頭を下げた。

何で私が家を出たか？そのあとに心がやってきてグーで右頬を殴られたとか

相沢君にもあったと・・・・大事にしないなら美奈はもらうって言われたし・・・・

「あいつ・・・俺に言ったんだ美奈の頬にキスをしたってな」

「えっ」

不可抗力だろ？いきなり相沢がやったって言ってたから

美奈は悪くない

でもお前の周りの友達みんないいやつだな

それに黙って白鳥に相談してたのは申し訳ない

あれで誤解させてたとは思わなかったみたいで

私も、誤解してごめんねと謝ると・・・・反省してるのか？と聞かれ

「うん」というと俺はこの数日間まったく眠れなかった

お前がいないって思ったらどうしていいかわかんなくて

だから一緒に寝てくれという豪君

それから二人で今日は仕事に行くぞと言われ寝室に連れて行かれた。

豪君は私を抱きしめ数時間眠った。

私もこの数日間ずっと寂しくて・・・・豪君が同じ気持ちだったことを聞いてうれしかった。

豪君の腕の中が一番落ち着く心地よい温かさと彼の心臓の音…いつの間にか眠りについていた。

目が覚めると6時半急いで豪君の腕から抜け出しご飯の準備とお弁当の準備をした。

準備が出来たので豪君を起こすとニコッと笑ってくれて私の頬にキスをした・・・

私が驚いていると・・・美奈の頬を見てるとあいつの事を思い出すから

美奈は俺のものだから…という豪君に苦笑いしてしまった。

朝ごはんを食べ豪君はシャワーを浴びいつもの仕事するモードの豪君の顔に

さあ行くぞと駐車場まで手を握っていく

豪君はにこにこしながら職場が一緒っていいもんだなと嬉しそうだ

車に乗り込み一緒に仕事場へ

会社に着くと私の手を握ってニコニコしている豪君を見るお兄ちゃんはおどろき

社員さんのおびえるような顔・・・・

私はみんなに頭を下げながら社長室へ向かった。

白鳥さんに仕事を頼まれたけど全部終わってたみたいで私は何もせず豪君の机の横に座らせられている

その社長室に結構な頻度で社員さんが入ってくる

その中でいつも怒鳴り声が聞こえてくるらしいのだが・・・

今日はまったく聞こえてこないしかも優しく社員に話しかけてくる社長が気持ち悪いと皆で話していたそうだ

横で豪君は黙って仕事をこなしている

私が暇だろうとＰＣを貸してくれたが何していいのかわからずそわそわしていた。