幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「あのね、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないんだよ。

バレたら退学なんだよ?

意味わかってる?

これからは、冗談でも一緒に暮らしてるなんて言っちゃダメなんだよ?」



「むしろさ、隠し子がいるって噂流しちゃうのはどう?

そしたら2人暮らしくらいどってことないじゃん」


………


琥珀色の髪を揺らし、ニコニコと笑っている玲音に大きくため息をつく。



「あのさ、前から思ってたんだけど玲音っていったいどういう思考回路してるの?

どうしてそんな話になるわけ?」




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