幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「圭介さんが園長先生になったら、
すごく楽しい保育園になりそうですね」
思わずそう零すと圭介さんが目を丸くした。
「どうしたの、いきなり?」
「圭介さん、子供たちに大人気だから」
思ったままを伝えると、圭介さんが頬を緩める。
「へー。お世辞でも嬉しいね♪
俺もさ、最近気づいたんだけど、意外と子ども好きなんだよね。
この前さ、りりちゃんに"自分の好きなことをすればいい"って言われたでしょ?
よくよく考えたら、俺、保育園で仕事すんの、けっこう好きなんだってことに気づいちゃったんだよね」
ポケットに手を突っ込んですごく嬉しそうに笑った圭介さんに、大きく頷く。
「俺さ、自分の子どもも5人くらい欲しいんだ♪」
「5人かぁ…お嫁さんはちょっと大変そうですね」
「いいの、俺が面倒みるから。
だから生んでくれるだけでいいっ」
「"生んでくれるだけでいい"って、
誰がなにを生むんだよっ?!」
背後から突然響いた低い声にビクッとして振り返ると、
恐ろしいほどの殺気を漂わせながら玲音が立っていた。
すごく楽しい保育園になりそうですね」
思わずそう零すと圭介さんが目を丸くした。
「どうしたの、いきなり?」
「圭介さん、子供たちに大人気だから」
思ったままを伝えると、圭介さんが頬を緩める。
「へー。お世辞でも嬉しいね♪
俺もさ、最近気づいたんだけど、意外と子ども好きなんだよね。
この前さ、りりちゃんに"自分の好きなことをすればいい"って言われたでしょ?
よくよく考えたら、俺、保育園で仕事すんの、けっこう好きなんだってことに気づいちゃったんだよね」
ポケットに手を突っ込んですごく嬉しそうに笑った圭介さんに、大きく頷く。
「俺さ、自分の子どもも5人くらい欲しいんだ♪」
「5人かぁ…お嫁さんはちょっと大変そうですね」
「いいの、俺が面倒みるから。
だから生んでくれるだけでいいっ」
「"生んでくれるだけでいい"って、
誰がなにを生むんだよっ?!」
背後から突然響いた低い声にビクッとして振り返ると、
恐ろしいほどの殺気を漂わせながら玲音が立っていた。