幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「うーん、それは俺がりりちゃんのことをこよなく愛しているからかな♪

だからさ、とりあえず余計なことは考えずに作ってみようよ♡」


「なにを?」


「俺たちの可愛いスウィートベイビ~♪」



「つまりは、バカなのね?」



「偏差値は高いほうだよ?」



ふう……



「じゃ、そこまで言うならひとつ選んで。
グーでパンチ、チョキで目潰し、パーで平手。どれがいい?」



「チューはないよね?」



「チョキで目潰し?痛そうだけど大丈夫?」



「うーん…でも、俺、"結婚しちゃう?"
ってわりと本気で訊いたたつもりなんだけどな♪」



無邪気に笑う玲音に呆れて答える。



「もう百万回くらいお伝えしてるけど

私たちただの幼なじみだよね?

彼氏でもなければ彼女でもないよね?

わかってる?」



「うーん……

わかってるような、わかりたくないような?」



「はあ…」



ムダに疲れる……



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