幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「玲音のカギは、これね」


ご飯を食べ終わると、お母さんから預かっていた玲音用の合い鍵を渡した。




「了解っ!!

合い鍵なんて盛り上がるね♪

これからよろしくね、りりちゃん♪」




「お願いだから間違った方向に盛り上がらないでね?

退学なんて本当にイヤだから」




カギを受け取ると、当たり前のように私の頭にキスをしようとしてきた玲音から

慌てて後ずさった。




「そ、そういうの絶対に禁止だからねっ!!

私の部屋に勝手に入ってきたら、真夜中でも外にたたき出すからね?!

分かった?!」



「つまんないの~。せっかくの2人ぐらしなのに」




「当たり前でしょ!!」



< 13 / 203 >

この作品をシェア

pagetop