幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「まず、男が顔を近づけてきたら逃げる。顔を背ける。わかったか?」


「……ほへ?」



「わかったかって聞いてんだよっ!」



「は、はいっ!」


「怪しいとおもったら、1メートルは距離をとれ。

間合いの取り方はわかってんだろ?

お前、今までなんのために空手や合気道ならってきたんだよ?!」




「……はい、すみません」


……あれ?これ、なに?


なんでこんなことになってんの???



「ちょっとりり花、こっち来い!」



「…はい」



膝を寄せて玲音に近づくと、玲音が迷わずに……

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