幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
……ううっ!!


すると、玲音が床を拳でゴンと叩いた。



「お前、本物のバカか?!

なに簡単にキスさせてんだよ?!

だからお前はダメなんだろ?!

今、言ったばっかりだろ?!

簡単に騙されてんじゃねえよっ!」



えっと……



騙してるのもキスしてきてるのも玲音なんですけど…?



怒り狂う玲音をチラリと見上げる。



「あの…ですね……なんで私がさっきから怒られてるんでしょうか…?」




「りり花が隙だらけだからに決まってんだろっ!」




「そんなこと言われても……」



「とにかく相手が誰であれ常に疑うこと!


男は24時間、年中無休でエロいこと考えてんだよ。


りり花みたいにフワフワ生きてたらあぶねぇんだよ。わかったか?」




「は…はい……」




なにがなんだか、さっぱりわからない…





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