幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
悩みに悩んで学校から直接病院に向かった。


俺をみると母さんは目を丸くして驚いた。


「こんな時間にどうしたの?」



母さんに聞かれて、首をふった。



「最近りり花の様子がおかしいんだよ。挙動不審っていうか……

りり花、母さんになんか言ってなかった?


俺、怒らせるようなことした覚えないんだけど…」



いや、少しはあるか…


かなり…ある…かな?



それを聞くと、母さんが身を乗り出した。



「そうなの?!

玲音と一緒にいるときのりりちゃんの様子がおかしいの?」



「目も合わせてくれないし、

この前はいきなり泣き出すし…

かと思えば、俺のこと恐い顔してじっと睨んでるし」



「りりちゃんがいきなり泣きだすなんて
玲音、なにをしたの?」



「キス…じゃなくて…

えーっと、

キィー…ツツキの物まね…かな?」


「……?

とにかく、りりちゃんが最近、玲音と一緒にいるとおかしいのね?」



嬉しそうな顔をして笑っている母さんを睨みつける。


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