幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)

翌朝、目を覚ますといきなり玲音に抱き締められた。


「な、な、なに?!?!」


寝ぼけながらスウェット姿の玲音を見上げる。


「ちょっとだけ、こうしててもいい?」



息が苦しくなるほど強く抱き締められて不安になった。


病院でなにかあったのかな?


おばさんのことが頭をかすめる。



「玲音、どうしたの?大丈夫?」



不安になって訊ねると玲音が笑って答える。



「ただの欲求不満解消……かな?」



「ふざけんなっ!」


玲音の頭をコツンとたたくとキッチンに向かった。



ううっ…

心臓が破裂しそうだよっ……




こんなんで玲音に好きだなんて言えるのかな……


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