幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「……それってもしかして…やきもち?」
「へ?」
「りりちゃん、俺にやきもち……妬いたの?」
……やきもち?
ずっと胸にひっかっかっていたこのモヤモヤは、玲音にやきもち妬いてたから?
……うっ。
気まずい思いでチラリと玲音を見上げる。
「……知らないっ!バカ玲音!!」
馬乗りになっていた玲音を突き飛ばして
バタンと部屋にかけこむと頭から布団をかぶった。
もう、やだっ……
玲音と一緒に映画行けるって、楽しみにしてたのに。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう…