幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
すると幸せそうに眠っているりりちゃんの寝息が頬に触れた。



って、……うそだろ?!



あっという間に眠ってしまったりりちゃんのほっぺたをぎゅっとひっぱる。



「りりちゃーん……起きて……」



ぐっすりと眠っているりりちゃんを軽く揺さぶる。


「りりちゃーん……」


こうなると、りりちゃんはなにをしても起きない。



はぁ……


りりちゃん……


一緒に寝るってこういうことじゃないよね?


俺たち、つきあうことになったんだよね?



新手の拷問かな?




気持ちよさそうに眠っているりりちゃんの唇に軽いキスを落として


りりちゃんを胸のなかに引き寄せる。



でも、これから先もりりちゃんの寝顔は俺だけのものなんだね。




りりちゃんの甘い寝息を感じながら


幸せな想いで眠りについた。







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