幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
side/りり花


「おはよ」


「お、おはよ」



目が覚めて、隣で寝ている玲音と目があうと軽く唇を重ね合った。




ううっ……恥ずかしい……




「………」


「えっと、りりちゃん?」


「…………」



くっ…


恥ずかしくて顔が見られない…



「りりちゃん、その反応、かえって照れるんだけど……」



「じゃ、なぐろっか?」



「それもちょっとね…」



今更だけど、ふたりきりっていうのがどうにも恥ずかしい。



「じゃ、もっかいしてもいい?」

「うん」

「え?」


驚いた顔で玲音が目を見開いた。


「いいよ」

玲音をじっと見つめると、玲音がぱっと顔をそらした。


「いいよ…とか言うなよ」


「ずっと…ずっと、一緒にいようね?」



朝陽につつまれて、玲音の胸のなかで玲音の熱を帯びた唇を何度も受け止めた。



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