幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「お母さん、こうみえても仕事はバリバリなんだから♪」


「だから、どうにでも自分に都合よく調整できるんじゃないの?」


「…………ペルファボーレ?」


「お母さん、それ、イタリア語…

って、もしかして…

私だけ日本に残して、

お父さんとふたりで休暇とって

新婚旅行気分でヨーロッパ周遊♡…なんて企んでないよね?!」



「………」



「お母さんっ!!!

目が泳ぎまくってるってば!!」



バンっとテーブルを叩くと、朝ごはんを食べている玲音が顔をあげた。



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