幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
病室に行くと、おばさんがいつもと変わらぬ穏やかな笑顔で迎えてくれた。


「りりちゃん、また来てくれたのね?」


「おばさんに話したいことがたくさんあってね。玲音は週末に来るっていってたよ!」


それを訊くと、おばさんはすごく嬉しそうな顔をした。


「今日も女の子たちがサッカーしてる玲音のこと見てキャーキャー言ってたよ。


玲音、いつからあんなにモテるようになったんだろ…」



ふと、玲音のジャージを着ていた女の子を思い出して、


チクリと胸が痛む。




「りりちゃん、どうしたの?」




「ううん、なんでもないっ!」


慌てておばさんに笑顔を作った。


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