幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「あ、あのね……その…さっき、颯大からメールがあったの…」
「……颯大?」
颯大の名前を聞いた瞬間、玲音のこめかみがピクリと動いた。
「この前の大会で颯大、優勝したんだって。
それで、颯大のお祝い会を道場のメンバーでやることになってね」
うっ……
悪いことするわけでもないのに、
声が震える。
「……ふたりきりなの?」
ひえっ……
玲音の視線が恐ろしいほどに尖ってるっ!
怖すぎるってば!!!
「ま、まさかっ!師範や館長も来るよ」
「りりちゃんは行きたいの?」
えーん……
ハンバーグをフォークでグサグサ刺しながら、そんなに怖い顔して訊ねてこないで。
「顔だけでも出したいなぁとは思ってるけど、
玲音が行くなっていうなら行かないよ?」
「じゃ、行かないで」
「わかった……」
コクンと頷いて視線を落とした。
……仕方ないか。
そう思いつつも、やっぱりちょっと残念…
心の中でため息をついて、サラダに手を伸ばした。
すると、ニコっと笑った玲音におでこをペシっと叩かれた。
「……颯大?」
颯大の名前を聞いた瞬間、玲音のこめかみがピクリと動いた。
「この前の大会で颯大、優勝したんだって。
それで、颯大のお祝い会を道場のメンバーでやることになってね」
うっ……
悪いことするわけでもないのに、
声が震える。
「……ふたりきりなの?」
ひえっ……
玲音の視線が恐ろしいほどに尖ってるっ!
怖すぎるってば!!!
「ま、まさかっ!師範や館長も来るよ」
「りりちゃんは行きたいの?」
えーん……
ハンバーグをフォークでグサグサ刺しながら、そんなに怖い顔して訊ねてこないで。
「顔だけでも出したいなぁとは思ってるけど、
玲音が行くなっていうなら行かないよ?」
「じゃ、行かないで」
「わかった……」
コクンと頷いて視線を落とした。
……仕方ないか。
そう思いつつも、やっぱりちょっと残念…
心の中でため息をついて、サラダに手を伸ばした。
すると、ニコっと笑った玲音におでこをペシっと叩かれた。