幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
午後になると、お父さんが書斎として使っていた部屋に玲音のベッドや身の回りのものが運び込まれた。
玲音の荷物を片付け終えると、もう夕飯の時間になっていた。
オムライスにケチャップをかけながら玲音がぽつりと呟いた。
「…なんかさ、なにも変わらないね」
「……うん」
普段からお父さんもお母さんもほとんど家にいないからなぁ。
「もうさ、このまま結婚しちゃおっか?」
「…………」
はあ……
小さくため息をついて冷蔵庫からサラダを取り出した。
「りりちゃん、ガチで引かれると本気で切ないから、なんか反応して……」
「じゃ、一発殴ろうか?」
「……いい返事はもらえないんすかね?」
拗ねたように オムライスを口に放り込んだ玲音に、麦茶をわたしながら釘をさした。
玲音の荷物を片付け終えると、もう夕飯の時間になっていた。
オムライスにケチャップをかけながら玲音がぽつりと呟いた。
「…なんかさ、なにも変わらないね」
「……うん」
普段からお父さんもお母さんもほとんど家にいないからなぁ。
「もうさ、このまま結婚しちゃおっか?」
「…………」
はあ……
小さくため息をついて冷蔵庫からサラダを取り出した。
「りりちゃん、ガチで引かれると本気で切ないから、なんか反応して……」
「じゃ、一発殴ろうか?」
「……いい返事はもらえないんすかね?」
拗ねたように オムライスを口に放り込んだ玲音に、麦茶をわたしながら釘をさした。