勇者と魔王の弟子の物語
BB1577年 終わりの町 アヴィニョン
「…ついた、ここが…
終わりの町、アヴィニョンか…」
そう呟いたのは、17、18くらいの少年だ。
少し癖がある赤い髪に黒の瞳。
顔は整っていて、町を歩けば人目を惹くことだろう。
服装は、黒いフード付のプルオーバーに赤い長袖のジャケット。
そして黒いズボンという動きやすそうな格好だ。
腰には片手剣が装備されている。
「…それじゃあ行きますか。
魔王退治!!!」
少年は、魔王が住むと言われている終わりの町、アヴィニョンへと足を進めた。