ながれぼし




「雪ー、このパンお母さんに作ったやつやから!
生物入ってるから家の冷蔵庫入れといて」



「え〜?お父さん作ったん?」



「当たり前やろ」



「お母さんのために??」



あたしがニヤけながら聞くと



「うるさい!はよ戸締まりして行け!」



「はいはい♪」



照れたように言うお父さんに



なぜか温かい気持ちになった



―――――



寒い!めっちゃ寒い!



春人も寒いよな



はよ行かな!



急いで冷蔵庫に包みを入れると



冷蔵庫の壁のところに



小さなノートが



張りつけてあった。



こんなとこにノートが??



なんやろ…






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