ながれぼし

不安




教室へ行った



息を切らしながら
鞄も持ったままのあたしに


当然春人は驚いていた




「雪!どしたあ!?」



「春人〜」



春人を見た瞬間


すごく安心して


胸騒ぎの事など一瞬で忘れた





「雪めっちゃ息切れしよるやん!笑
なんかあったんかあ?」



「えっ…と」



どうしよ!?



用もなくとにかく会いたかったけん走ってきた…とか言えるわけないよ



「?」



「あ〜…えっと…
ごめん何言うか忘れた。」



…あほ



「はあ?笑
めっちゃびっくりしたんやけど…今ほれ以上に雪のあほさにびっくりしとるわ笑」



「あははは
ごめん〜」






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