ながれぼし




「春人ぉ…」




消えそうな声で


呟いた












「雪☆何で泣っきょんなだ〜」










一番会いたい




一番愛しい人







振り向くと




あなたが




笑って立っていました







「春人!!!」



「どしたあ?」



いつもと変わらない笑顔




行かんといて



そう言いかったのに





涙で言葉にできませんでした




「雪

そんな泣くなよ




俺もう傍におれんのに

雪が泣っきょっても
笑わしてやれんよ」





< 173 / 248 >

この作品をシェア

pagetop