ながれぼし




その時



「春人!!お前パン放置しとんぞ!」




奥からまた日本人がでてきた




「おお!悪いね」



「お客さん案内するのは俺!お前が行こうとするや珍しいな」



「おー…
なあ松浦…この子、雪って言うんやで」



春人はそう言って微笑んだ



昔と変わらない



優しい笑顔で。



「……えっ!!」



それを聞いたこの男の人は



ものすごく驚いた様子で



「…!それを早く言えよ!

あっ、どうもはじめまして松浦です!

えーとほなお母さん!

案内しますよ、行きましょう!」



「あ、はあ…」



松浦さんは半ば強引にお母さんを連れて中に入って行った。






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