ながれぼし






あなたの声がします





ずっと聞きたかった





愛しい愛しい





春人の声が。





「雪……俺、事故ったばっかの時まだ意識あってな…正直死ぬと思った。
でも………俺……生きてた……」





震えた声…





「あっ…あたりまえやろ!!」





あかん、また泣きそう





泣くな





泣くな








泣いたらあかん





だってずっと待ってた





春人の目が覚める日を。










どうしても










伝えたかった言葉を






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