ながれぼし
―ダンッッ!!!―
「よっしゃぁあああっ!!」
隣のコートから聞こえてくる声。
圭介の声やっ!!
バスケ部の方を見ると
ダンクシュートを決めてる圭介の姿があった。
バスケをしている圭介はキラキラして
普段よりめっちゃ輝いて見えた
そんなモテモテの圭介は女の子からよく告白されてたな…
――…
「好きです!付き合って下さいっ」
「ありがとう。めちゃめちゃ嬉しんやけど…付き合えんねん…。でもいい友達でおってなっ!」
っていっつも優しく断っとった
だって圭介は
ずっと好きな人がおったもんな…
――――――
なあ…
しっとった?
幼なじみってな
めっちゃ近いようで
本間は遠い存在なんかもな
あたしわ圭介に恋愛対象で見られる事は99なくて――
めっちゃ好きやのに圭介には好きな子がおって…
やから…………
圭介への恋心
あたしの“初恋”を胸にしまった――――