ながれぼし



それから毎日バイトが入っているようで



岡田くんはバイトが終わってからは必ず駐車場に居座り



毎日、練習に付き合ってくれるようになった。



そして呼び方も
いつの間にか

「春人」
「雪」

と呼びあうようになっていた。



パン屋にもすっかり馴染んでいるようで



お父さんもお母さんも

「春人くんのおかげで助かるわ」

と、よく誉めていた。



あたしは春人とは正反対で



周りからは


「クール」
「気が強い」
「意地っ張り」


などと言われる。



全然社交的でもないし、



いいとこなしだ。


そんな正反対のあたし達が


いつも一緒にいることは



いつのまにか



当たり前のことのように



なっていました。




< 4 / 248 >

この作品をシェア

pagetop