みんなの冷蔵庫(仮)2
むしろシオの方が苦しそうに見えたから、この計画に乗ったんだ。


「ねえ……」


しばしの沈黙の後、ちよみが言いにくそうに小声で問い掛けてきた。


「ここ……どこ?」






辺り一面真っ白で、家具、電化製品の類も一切なく、照明だけがいくつかある空間。

ただ広がる白に、俺達は、いた。




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