みんなの冷蔵庫(仮)2
女は気まぐれに出掛けた。何か仕事をしていたのかもしれない。
女がいない時、たまに中年の男がやってきた。
その男が来ると着ている物を全て脱がされる。
普段入れてもらっていない風呂に入れられ、下腹部をまさぐられる。
男はひどく気味の悪い薄ら笑いを浮かべ、全身を舐めとる。
ざらついた舌の感触がこびりつくようで、ギュッと目を閉じ、身を震わせて耐えた。
嫌だという言葉を知らないし、泣くと痛い事をされるから、ただじっと耐えた。
我慢をすれば、その男が来た日は甘いドーナツを貰えた。
いつも腹を空かせていた俺は、嫌で嫌でたまらないくせに、あの男が来る事を待ち侘びる事さえあった。
女がいない時、たまに中年の男がやってきた。
その男が来ると着ている物を全て脱がされる。
普段入れてもらっていない風呂に入れられ、下腹部をまさぐられる。
男はひどく気味の悪い薄ら笑いを浮かべ、全身を舐めとる。
ざらついた舌の感触がこびりつくようで、ギュッと目を閉じ、身を震わせて耐えた。
嫌だという言葉を知らないし、泣くと痛い事をされるから、ただじっと耐えた。
我慢をすれば、その男が来た日は甘いドーナツを貰えた。
いつも腹を空かせていた俺は、嫌で嫌でたまらないくせに、あの男が来る事を待ち侘びる事さえあった。