みんなの冷蔵庫(仮)2
私もシグマも、まだ大丈夫だと確認し合うように、無言で視線を合わせ、頷いた。
不安がなかった訳じゃない。
でも、何事もなくテンポよく進むから、不安は薄れてかなり気が楽になっていた。
私はためらわずに、また光で京極を中に入れた。
シグマと二人並んで床に座り、時計の針を見上げる。
「さっき、シオくんに言われたんだ……俺とくららちゃん、力を半分こした訳じゃなかったみたい」
シグマはそう言うと、淋しそうに自分の両手の平を見つめた。
不安がなかった訳じゃない。
でも、何事もなくテンポよく進むから、不安は薄れてかなり気が楽になっていた。
私はためらわずに、また光で京極を中に入れた。
シグマと二人並んで床に座り、時計の針を見上げる。
「さっき、シオくんに言われたんだ……俺とくららちゃん、力を半分こした訳じゃなかったみたい」
シグマはそう言うと、淋しそうに自分の両手の平を見つめた。