みんなの冷蔵庫(仮)2
「なんで日本語喋ってるんだ?」


京極はペットボトルを頭上に持ち上げ、下から覗き込むようにして言った。


「ちょ、やめて下さいよ! 下から覗くのはなしでしょ、普通。あなたかなりいやらしいですね」


ナメクジが慌てた声でいい、ギチギチのペットボトルの中で身をよじった。

も、もしかしてメスなの?!確かに声がちょっと高いけど…でも少年っぽいというか……

や、今そんなの関係ないんだった……

落ち着け、落ち着け自分!

とりあえずナメクジにまでエロいと言われた京極はちょっと感性が違うみたいだから当てにならないわ。

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