みんなの冷蔵庫(仮)2
ま、また

またどうでもいいこと力説してる――!!


こんな時にまで持論の変態講義をやるつもりなのかと、わなわなと肩を震わせる。

そんな私には構わず、京極はきりりとした表情で私を見た。


「今回の騒動があってからやってない」

「知らんわ!」


イラッとしながら噛み付く様に吠える。

この人はどんな時でも「エロ」を切り離すことができないんだろうか。


それが無理なら、せめて口に出すのを躊躇うことはできないのか、と思う。
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