みんなの冷蔵庫(仮)2
「じゃ、まず汐田荘司くんとの出会いから」
ナメクジがそう言った瞬間、京極が息を飲む音がハッキリと聞こえた。
「ちょっと待て! 今なんて?!」
京極は片膝を立て、ナメクジに触れそうなほど顔を近付けた。
「シオタ、とは下の名前ではなく、苗字なのか? さんずいの汐に田んぼの田の、汐田?!」
「そそ、そうですよ。普通シオタて下の名前じゃないでしょうよ。塩に太郎の太で塩太とかかと思ったんですか?」
ぐいぐい顔を接近してくる京極を避けるためか、ブリッジさながらに体を後ろに反りながら、ナメクジが答えた。
ナメクジがそう言った瞬間、京極が息を飲む音がハッキリと聞こえた。
「ちょっと待て! 今なんて?!」
京極は片膝を立て、ナメクジに触れそうなほど顔を近付けた。
「シオタ、とは下の名前ではなく、苗字なのか? さんずいの汐に田んぼの田の、汐田?!」
「そそ、そうですよ。普通シオタて下の名前じゃないでしょうよ。塩に太郎の太で塩太とかかと思ったんですか?」
ぐいぐい顔を接近してくる京極を避けるためか、ブリッジさながらに体を後ろに反りながら、ナメクジが答えた。