みんなの冷蔵庫(仮)2
「そうだな『トキちゃん』は襲わないだろう。でも、彼が情報を流した奴らが襲ったのは間違いないだろうな」


意地の悪い言い方だったかもしれない。

でも迷いが出始めた今こそ、はっきり向こうと決別させなくてはいけない。


「野崎ちよみ。そのトキオの元に戻るのは明日でいいか?」


彼女の横に座り、優しく肩を抱く。

明日だ。

明日全ての行動を開始しよう。


「いいよ。どうせ朝まで仕事だし……」


顔を上げた野崎ちよみに優しく微笑んで見せる。

僕が一番美しく見える顔を意識して作る。

彼女は間近で僕の顔を見て、頬を染める。


明日で全てカタを付けてやる……




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