届け、この想い。
Story 1,きせき
出逢い
「如月さん、ちょっと…。」
授業中いきなり呼び出された私は
担任の先生に連れられ
職員室に来た。
「あの…用件は?」
先生は私に電話の子機を渡した。
ん?私に電話?
「…もしもし。」
もう五時間目という
眠い眠いこの時間。
おまけに暖かさが丁度良い5月の気候。
私は重い瞼をこすりながら
電話に出た。
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