クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
藤井神楽 side
「「「「「「………。」」」」」」
青星の倉庫にあるここ、幹部室には凄く重い空気が漂っていた
原因は1時間前に紫月へかかってきた一本の電話だった
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俺らは昨日からずっと倉庫にいて、今日も泊まっていた
いつもみたいにみんなで話していると、突然誰かの電話がなった
紫月「あ、俺です。」
ポケットからスマホを取り出してその場で出た。
紫月「はい。
…え?あ、はい。わかりました」
紫月はそういって耳から放し、スピーカーを押した
『…そこに全員いるか?』
紫月のスマホからは空の声が聴こえた
なんか、いつもの声じゃなく、切迫つまってるって感じだった
神楽「みんないるよー」
みんなの代わりに俺が答えた
なーんか、この喋り方治らないなぁ
自然と口に出すと一人称も僕になっちゃうし。
ま、今はそんなことどうでもいいか。
『……陸が事故に遭った』
「「「「「「っ!!??」」」」」」
彼方「何処の病院だ!?」
みんな驚きすぎて声が出なかった
初めに我に返った彼方が声を荒らげる
『……お前らには説明することがある。』
伊織「なんだよそれ!
病院でじゃ無理なのかよ!?」
一秒でも早く病院に行きたいのだろう
でも、それは俺もだ。
『…昼前に倉庫へ行く。それまで倉庫で待機していろ。瞬には言ってある』
じゃ、と俺らが答える前に電話を切られた
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