クロ * Plan of betrayal * Ⅲ



そんな俺の言葉に驚いて伊織たちが俺の方を見ているが、無視して空の方をじーっと見つめる



空「…海が朝比奈琥珀、陸が桃井陽向。
俺は桃井向日葵だ」



えっ!?



蓮磨「お前ら兄妹でもなかったのか!?」



これには流石に驚く。



滅多に表情の変わらないサナや凪も驚きすぎて固まっている



向日葵「一緒に暮らしてはいるが、琥珀は俺らの幼なじみだ。
兄弟だと言っていたのはその方が学校で一緒に居やすかったからだ」



…なるほど。



確かに友達とかだと色々面倒だし、兄弟なら楽だし。



……それにしても、幼なじみか。



だから色々とお互いに知ってるわけね



向日葵「…それと、お前らには教えておきたいことがある」



教えておきたいこと…?



伊織「それ、俺らに得あんの?」



今までの秘密がかなりインパクトあって、正直悪い予感しかしない。



多分それはここにいるみんな同じなんだろう。



向日葵「…得なんじゃねぇの?
お前らの気になってることの一つだろ。


あいつらの過去。」



「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」



この言葉には全員が反応した。



それもそうだ


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