クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
山岸秋良 side
??「空!」
車やバイクでそれぞれいき、病院に入ろうとした時、入口近くで向日葵を呼ぶ声が聞こえた
全員一斉にその声の方を向くと、いたのは4人。
それも、よく知っている人物だった
彼方「白、青、翼、昴!?」
伊織「なんでここに!?」
そう。入口近くで向日葵を呼んだのは、青星と同盟を組んでいる族の総長である、夜明白、その横にいる夜明青、池間翼、中野昴の4人だ。
翼「空から昴が電話もらって、陸が事故ったって聞いて。
それより、陸は大丈夫なの!?」
あぁ、向日葵から聞いたのか。
向日葵「…歩きながら説明する。
とりあえずいくぞ」
色々言ってただけあって、時間が押してるんだろう。
向日葵は受付で聞くことなく、エレベーターへ向かう
向日葵「…簡単に病状を説明すると、全身打撲、右手足骨折、左足捻挫。
ついでに記憶喪失だ。」
「「「「記憶喪失!?」」」」
思わずと声をあげた4人。
まあ、普通そうなるよなー
俺もそんな感じだったし。
エレベーターに乗ってからも向日葵の説明は続く。
向日葵「そんで、今までの名前は偽名。
俺は桃井向日葵、陸が桃井陽向、海が朝比奈琥珀。
先に言っとくが、琥珀は兄弟じゃなくただの幼なじみ。
で、陽向は黒髪に青のメッシュで茶色い瞳。琥珀は赤髪で両眼琥珀色。
俺と陽向が兄妹だということ、お前らや俺の名字も陽向には教えるな。
理由は後で教えてやるから今は俺に従え」