クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
流石は豪邸。
玄関も広く、ちゃんと人数全員の靴が入るようになっている
俺たちは靴をしまい、用意してあった紺色のスリッパを履き、一番大きい部屋の前を通り、準備されている部屋へ向かおうとした。
一番大きい部屋を通る時、ドアの方から声がかけられる
??「あ、琥珀。陽向。」
??「総長たちもおはようございます。」
??「…あれ?向日葵は??来てないのか?」
まずは俺と陽向に、そして彼方たちに挨拶をすませてから、いつもいるはずの人物の名を出す。
陽向「翔流、和月、比呂斗!おはよ!!
向日葵は、今日は用事があるから来れないけど、明日は来るって言ってたよ!」
通り過ぎようとしていた一番大きいこの部屋はパーティーの中心部分の部屋で、広いからまだ準備が終わってないらしい。
さっき、窓から声をかけてきた瞬也、斗真、蓮磨の3人も早めについたから準備を手伝っていたみたいだな。
比呂斗「そうなのか。」
陽向「うん!
それより、沙夏や勇起斗たちは?
一緒じゃないんだ??」
和月「サナたちは厨房を手伝ってるよ。」
なんでも、下っ端に料理がうまい人たちがいて、沙夏と勇起斗はそれを手伝っているらしい
琥珀「輝たちも来てるのか?」
輝たち、とは勿論、天、響、輝の3人だ
輝たちは向日葵と似て、あまりそうゆうのに興味無さそうだし、来てるとは思えなかったから、思わず声に出して聞いていた。