クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
翔流「来てるよ。
天と輝はサナたちと厨房で、響は上で瞬也さんたちを手伝ってる」
へぇ、来てるんだ。
…意外だな。
まぁ、人のこと言えないけど
下「カズ!ヒロ!カケル!
サボってんじゃねーよ!!」
下「こっち手伝え!」
10分程だろうか、3人と雑談をしていたら、部屋の中から3人を呼ぶ声がした
どうやら、3人が抜けたことに気がついたらしい。
比呂斗「うわっ、やべっ!」
和月「じゃあ、あとでな!!」
翔流「(ペコリ)」
比呂斗は慌てて中に入っていき、それを見た和月は一言言ってから比呂斗を追いかける。
翔流は俺たちに頭をペコリと下げて、無言で追いかけていった。
改めて見てみると、部屋の中には下っ端の1/3くらいが壁やら天井やらに色々飾り付けをしている。
奥の方では、分量が違うやら、それはこっちやら、騒がしい
奥は多分、厨房で、料理を作ってる奴らの声だろう。
これだけの人数分を作るから、さぞ大変だろうなぁ…
そんなことを考えていたら、後ろに既に気配はなく、驚いて振り向く。
だが、後ろには誰もいない
琥珀「…声かけろって。」
はぁ…
彼方たちは部屋を見ている俺を置いて部屋へと向かったらしい