クロ * Plan of betrayal * Ⅲ



翔流「来てるよ。
天と輝はサナたちと厨房で、響は上で瞬也さんたちを手伝ってる」



へぇ、来てるんだ。



…意外だな。



まぁ、人のこと言えないけど



下「カズ!ヒロ!カケル!
サボってんじゃねーよ!!」



下「こっち手伝え!」



10分程だろうか、3人と雑談をしていたら、部屋の中から3人を呼ぶ声がした



どうやら、3人が抜けたことに気がついたらしい。



比呂斗「うわっ、やべっ!」



和月「じゃあ、あとでな!!」



翔流「(ペコリ)」



比呂斗は慌てて中に入っていき、それを見た和月は一言言ってから比呂斗を追いかける。



翔流は俺たちに頭をペコリと下げて、無言で追いかけていった。



改めて見てみると、部屋の中には下っ端の1/3くらいが壁やら天井やらに色々飾り付けをしている。



奥の方では、分量が違うやら、それはこっちやら、騒がしい



奥は多分、厨房で、料理を作ってる奴らの声だろう。



これだけの人数分を作るから、さぞ大変だろうなぁ…



そんなことを考えていたら、後ろに既に気配はなく、驚いて振り向く。



だが、後ろには誰もいない



琥珀「…声かけろって。」



はぁ…



彼方たちは部屋を見ている俺を置いて部屋へと向かったらしい


< 194 / 224 >

この作品をシェア

pagetop