クロ * Plan of betrayal * Ⅲ



アメリカから日本に戻って来た星くんは、高校には通ってないし、普通なら暇な時間が増えるが、星くんはちがう。



実家が組なのも勿論あるけど、ちょくちょくひまちゃんの会社の手伝いをしていたり、バイトをしているから結構忙しい。



帰ってきたはじめの方では、ひまちゃんの出掛ける先々について行ったりしていたが、今ではそんなことはないから前よりはだいぶ楽だとは思う。



琳歌「私からしたら、星くんも充分騎士たちと同じ、仕事人間だと思うよ?」



毎日働き詰めなのに、文句なんて言わないし、寧ろない方がつまんなそう。



高校1年の歳で仕事人間なのも、親やひまちゃんの影響があるからかも



星藍「…それよりさぁ、最近向日葵どうなの??
俺や騎士たちよりも働き詰めになってない?」



ミニサラダを箸で突っつきながらコテンッと首を傾ける



永遠「そうですよね!?
どう考えても、あの量はおかしいですよ!」



久遠「1日で今までの倍以上をやるから、僕たちにも仕事回ってこないままだし。」



うんうん。と、とーくんたちの言葉に頷きながら、私は騎士の隣で持ってきたワインを一口のむ。



騎士「なんかさ、凄く"人形"みたいだよな。」



久遠「そうそう!
まるで"誰かに操られてる"様に見えますよね。」


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