クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
…人形、、。
操られてる……。
騎士たちも、そう感じるの…?
……うそだ。
また"あれ"になるの?
もう、あんなひまちゃんは見たくないよ??
嘘でしょ!?
どうしようっ!!
騎士「…か。………琳歌!」
琳歌「(ビクッ)
うえっ、?な、、なに!?」
いきなり肩を掴まれ、ビクリと肩が跳ねる
騎士「いや、聞いてないみたいだったから……。
お前、どうした?なんかあったか??」
さっきみたいな軽い口調じゃなく、本当に心配そうに聞かれるから、涙腺が緩む。
どんどんと目頭が熱くなって、、
ポロッ
とうとう涙袋から雫がこぼれ落ちる。
騎士「うわ!?…え、なに!?
おい!どうしたんだよ!?」
突然泣き出した私を見て、隣でオロオロと戸惑う騎士に思わずもたれ掛かる。
琳歌「ヒック…ふぇっ………ッ…」
騎士の胸に寄りかかりながら、無意識に騎士のシャツを握る
騎士はそれに戸惑っているけど、私の頭をゆっくりと優しく撫でてくれる
私は涙が止まるまで、ずっと騎士に撫でられていた。