クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
星藍「あ!おかえり〜」
琳歌「へへっ!ただいま〜」
入ってきた私たちに微笑んでくる星くんに私も微笑み返してから、元の場所の騎士の隣に座る
琳歌「…あ、騎士。それちっちゃくない?大丈夫だった??」
渡す時、思わず近くにあったシャツを渡したから、サイズは見てなかった。
騎士「あ?…あぁ、大丈夫だ」
一瞬、また不機嫌そうな顔をしたけど、ちゃんと返事を返してくれた。
星藍「……琳歌。」
星くんの真剣な声に、私は微笑むのをやめ、星くんを見つめる
騎士「……理由、話せよ。
どうせ向日葵のことなんだろ」
それは、ひまちゃんのことだと確信していて聞いている。
琳歌「……うん。」
泣いちゃったし、誤魔化せるものじゃないから素直に頷く。
星藍「………話して?
俺たちはこのまま向日葵を見過ごすことは出来ない。」
永遠「僕たちに出来ることはないかもしれないけど、琳歌さん1人で抱え込まないでください!」
久遠「出来ることはなんでも力になりますよ?」
琳歌「星くん…とーくん…くーくん……。」
騎士「俺たちは何があっても向日葵の味方だから。
お前もそうだろ?琳歌」
琳歌「騎士……。うん。何があってもひまちゃんは私の心友だもん」
私は何があっても、ひまちゃんの味方。
ここにいる星くんも、とーくんもくーくんも。騎士も。
だからごめんね。私だけでは対処出来ないんだ
琳歌「…こーくんの二度目の記憶が無くなる前に、私がこーくんから聞いた話で、今となっては私だけしか知らない。
ひまちゃんの"過去"の話です」