クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
??「…ん。」
少女はココに頷いてから、着ていた黒いコートと赤と黒のチェックのマフラーを取り、ココの隣に座った。
まあ、つまり俺の目の前に少女がきた。
…つーか、そろそろ俺の存在思い出してくんないかな?
円「おい、ココ、雷、京、飛鳥。
誰だ?その子」
……おい、その忘れてた。みたいな顔やめろ。
雷「…あぁ、こいつは、」
??「…向日葵。前まで幹部に入ってた」
飛鳥「因みに、向日葵は陽向と双子なんだ」
雷の言葉を遮って、自分で名前を言った
…向日葵。
ああ、翔流や彼方たちの会話にちょくちょく出てきた。あの。
円「あ、俺は…」
向日葵「谷原円。
三代目副総長で三代目情報担当
翔流の父親。
…知ってるからいい」
俺も名前を言おうとすると、また遮って今度は俺の情報を言った。
円「?
なんで知ってんだ??」
覚えてないし、会ったことはないはずだ。
向日葵「…お前なら知ってるだろ。時雨」
円「!!時雨って…ハッカーの?
お前が時雨なのか??」
向日葵「(コクッ)」
おいおい、高校生が世界№1かよ…
ん…?いや、もっと前か。