クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
陽向「向日葵!」
向日葵を見つけて、駆け寄ってくる陽向。
朝から元気だな
それに比べて琥珀は、欠伸をしながらゆっくり歩いてくる
陽向「おはよ!向日葵!!
円、志、雷、京、飛鳥もおはよー」
「「「「「おう。」」」」」
向日葵「…おはよ。足は大丈夫か?」
笑顔で挨拶され、挨拶を返す向日葵だが、足を心配しているのか二言目にはそれだ。
陽向「大丈夫だよ。
昨日だって、別にそんな歩いてないし。
寧ろ、ずっと座ってた!」
向日葵「…ならいい。」
陽向の包帯を巻いた足を見て、本当だと信じたのか、コクリと頷いた。
だが、やっぱり心配なのか、今まで座っていたソファーから立ち上がり、陽向を座らせ、向日葵は陽向の横に立った。
そして、ゆっくりと歩いてきた琥珀に目線を向けた
琥珀「……はよ」
向日葵「…ん。」
これだけのやりとりをして、また向日葵たちは陽向へと顔を向けた。
…仲悪いのか?
いや、そんなわけないだろう。
ココから聞いた話では、幼なじみだって言ってたし。
……まあ、俺の口出しするようなことじゃないな。