クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
視点なし
12月25日、午前4時半。
あたり一面、白に染まった雪に囲まれ、黒いフードを被った少女と普通の少年が言い争いをしていた。
??「…お前が、青星のスパイなんだろ」
それは、確信めいた言葉だった。
??「何言ってッ…!!」
明らかに動揺が見られる少年。
??「今、電話してたのは"ボス"にか?」
??「っ!!??なんでお前がそれをッ…!」
??「…さっきのお前の声が聞こえた。って言ったら信じるか?」
どこか余裕がある少女に、全く余裕などなく目に見える動揺を露にする少年。
??「っ!…頼むっ!!あいつらには、!」
??「…別にどうでもいいよ。」
??「へ…?」
??「お前が青星の情報を"ボス"に流していようが、お前が青星の"スパイ"だろうがどうでもいい。っつってんの」
??「…なんで、、」
??「……ただ、お前にやって欲しいことがあるだけ。」
??「…やって欲しい、こと??」
??「そう。
俺はあいつらにお前が"スパイ"だとゆうことは言わない。
そして、お前は俺のやって欲しいことをする
どうだ?いい条件だろ??」