クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
窓側で女2人を接客している響。
鬱陶しそうに女らを見ながらも笑顔で接客している
響「お嬢様方、ご注文は何になさいますか?」
客「えーっとぉ、お兄さんがいいかしらぁ」
笑顔で接客している響の腕を掴み、上目遣いでそう言った女に響は…
響「綺麗なお嬢様にそう言っていただき光栄です。
俺はこれがオススメですがどうなさいますか?」
あくまでも客の為、さり気なく話題を戻し、接した。
内心はうぜぇとかきもいとか思ってんだろうけどさ
あーぁ。ほんと厨房で良かったわ。
うちでこんなんだったら、輝は大丈夫か…?
そして、入り口近くで接客している彼方
元々彼方は女に対して冷たい為、ここではクールという設定となっている。
彼方「…こちらアイスティーとなります。
レモンやミルクはあちらにありますのでお好きにとってください
では、失礼します。」
ニコリと笑うこともせず、淡々と言葉を発し、一礼して他の客のところへ向かう。
…あいつ、演技も出来ねぇのかよ
これなら俺ら(陽炎)の中で一番下手な響よりも酷いな。
そして最後の1人、海は2人より完璧に演技をこなしている
つーか、執事服も一番似合ってるな