クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
秋良「…二代目って幻じゃなかったんすか?
てか、なんで空が知ってんだ??」
ずっと固まっていた秋良がやっと動き、口を開いた
志「幻?そんなこと呼ばれてんのか??
それより、お前って何代目だ?」
秋良「あ、ここの理事長と同じ代の六代目です」
志「ここの理事長?
あー…朱羽の弟か。
1回見たことあるな」
あー、朱羽の方だと丁度下っ端だった頃を知ってんのか
…あの頃は上下関係なく、仲が良かったからな
志「ってか、そっちの2人は?」
ずっとこの会話を後ろで聞いていた騎士と琳を指す
琳歌「…空ちゃんの心友で空ちゃんたちの幼なじみの満月琳歌。よろしく」
騎士「西園寺騎士。空の知り合いだ
つーか、星のことは知ってんのか」
志「星?…あー、星藍??
そりゃあ、空の知り合いなんだし知ってるよ。
海と陸のこともな」
なー?空。と俺に視線を向けて来たため、軽く頷いた
雷「…で?結局何しにきたんだよ」
京「てか、なんで知ってんだ」
雷、京、飛鳥、そして俺からの睨みでやっと口を割った
志「えっと…。
翠に今日恋遊祭だって聞いて懐かしくなって……」
つい…。と頭を掻きながら気まずそうに視線を逸らす
空「…別にいいけどその代わり、今日倉庫寄ってけよ?
こいつらにあった以上会わねぇわけにはいかねぇからな」
志「…わかった、わかったよ。」
勝手に来たのがわりーんだよ、バーカ。
…その後、俺らは時間になるまでここで志にブルースターのことについて話していた。